運動方程式

ma=(力を全て足し加えたもの)


粗い斜面を滑り降りる物体の例


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質量mの物体に、力Fが加わると、加速度aで、加速します。式は、

(質量m)×(加速度a)=(その物体に働く力F)

この式は、(高校では)ニュートンの運動方程式と呼ばれています。

- 注意 -

1、加速度と、力には、大きさと向きがあります。
2、大きさと向きがある量を足すときには「ベクトルの足し算」(上図参照)をします。
3、ma=F のFは、1個の物体に働く力を全て足したものです。



- コツ -

以下の順番でやってみよう

1、何個かの物体が接触又は、繋がっている場合には、ひとつづつに分解する
2、分解したそれぞれの物体に対して、外から働いている力を、全て図示する。
 ※他と接触していたり、繋がっていた部分には、必ず作用─反作用のペアが存在。
3、ベクトルを数で表すために、プラスの向きを決める。
 ※力が一直線上に無い場合は、x軸とy軸を設定。
 ※x軸とy軸を直交させ、x軸を加速度の方向に取ると、後で計算しやすい。

4、軸に対して、斜めになっている力を、成分に分解。
 ※成分は、ベクトル(矢印)を平行移動、始点を軸の原点に合わせて測る。
 ※軸と反対向きになっている成分には、マイナスの値を割り振る。

5、それぞれの方向に対して運動方程式(又は、力の釣り合いの式)を立てる。
6、式を条件に従って解く。







※図が動かないときには、リロードしてみてください。
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