(2.97)
とすると、Nとの交換関係が
と計算されるので、整数値を固有値に持つ。 は「k 番目の振動モード」の固有状態(?)。質量の固有値に比例するのではなく、質量の自乗の固有値に比例するのはなぜ?エネルギーは振動数とプランク定数の積の合計にはならないの? Q:これをどう考える? ⇒金属の箱の中の電磁波の振動モードの様なものとは、違うらしい。
閉弦の場合、classical には
(2.83)
である。これにより、
と、するべきであるようには見えるが、( 2.40 - 41 ) で XR , XL の σについての一次の項のウエイトを同じ(足してσの1次の項をキャンセル)にしたので、 Lm を求める式 (2.81) は左回り〜についても同様に成立。よって、拘束条件 は、
となる。並びに、(2.42) (2.46)
より、
(2.98)
としてよい。
“level-matching condition” :
だとすると、量子版の Virasoro algebra (2.93) によれば、
となるから、(2.95) より、
で、なければならない。a, c が、0 ではない m に依らない定数であるとするならば、この式の成立は無理で、全ての Lm に対して。
とすることは不可能と言える。よって、この条件を正の m にのみ課す事にする。負の m についてはエルミート共役。
?? とかしないのはなぜ?
⇒もしかしたら、m=1 ぐらいで可能な選択肢ができるかもしれないね。
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