Ruby で CGI

準備

• もし ruby が全く初めてでしたら、次を見て理解して練習をやってください。⇒ プログラミング入門　- Rubyを使って -
• 北大の教育用PCと教育用webサーバーでは ruby が既にインストール済みですが、 自宅の PC を使いたい場合は下記を参照願います
  • WindowsPC の場合 ⇒ Ruby ビギナーのための CGI 入門 【第 1 回】 2 ページ
  • Mac OS X の場合（最新のrubyに更新）⇒ MacOS X

入門

1. はじめの一歩：CGI を動かしてみよう

   • 北大教育用 PCでCGIを使う方法：実習用PCをWebサーバーにして、試しに CGI を動かしてみましょう。
   • 北大教育用サーバー web*.ec.hokudai.ac.jp でCGIを使う方法：実際に世界に向けて公開するためには、これが必要。
   • 北大教育用サーバーでのrubyのヴァージョン情報：現在の状況をチェックします

2. 出力方法：読者のブラウザで読み取れる形に出力する方法

   • 解説編
     • Step1: 英文をテキストファイルとして表示してみよう ⇒＃S1
     • Step2: 和文をテキストファイルとして表示してみよう ⇒＃S2
     • Step3: 保存時のファイル名を指定してみよう ⇒＃S3
     • Step4: HTML を出力してみよう ⇒＃S4
     • Step5: データ長を明示しよう ⇒＃S5
     • Add-on#1: GIF 画像を表示させる ⇒＃A1
     • Add-on#2: 飛ばし技を使う ⇒＃A2
     • Add-on#3: データが途中で切れてしまう場合の対策 ⇒＃A3
     • Add-on#4: キャッシュさせたくないページ ⇒＃A4
     • Appendix：文字/改行コード指定と、UTF-8 保存時の BOM の除去方法 ⇒＃SAVE
     • Appendix：HTTP レスポンスヘッダを見てみよう ⇒＃SRH
   • 問題編
     • Problem1: メッセージをランダムに表示してみよう（配列，乱数）
     • Problem2: アクセス回数をテキストで表示してみよう（ファイルの読み書き，数値と文字列）
     • Problem3: 現在時刻を大きな字で表示してみよう（HTML文書の扱い，時刻，書式，文字列の置換）
     • Problem4: アクセス回数を連結画像で表示してみよう（システムコマンドの扱い、ファイルの検索、画像処理）

3. 送受信＿環境変数 ENV：閲覧者のサーバーやブラウザから自動的に送られてくる情報などの取得

   • 解説編
     • 概観 ⇒＃OVERVIEW
     • HTTP_USER_AGENT で閲覧者の端末の機種を判別 ⇒＃USERAGENT
     • QUERY_STRING でコマンドを受け取る ⇒＃QUERY
     • HTTP_COOKIE で、閲覧者のブラウザに残した情報を読み取る ⇒＃COOKIE
   • 問題編
     • Problem1: 閲覧者のブラウザ毎に、違うサイトに誘導してみよう（制御構造、正規表現、論理演算）
     • Problem2: カウンタ画像の桁数を URL からコントロールしてみよう
     • Problem3: 画像の画質を URL からコントロールしてみよう
     • Problem4: 閲覧者それぞれが見た回数を表示する cookie カウンターを作ってみよう
     • Problem5: 同一の閲覧者の連続した閲覧をカウントしないカウンターを作ってみよう

4. 送受信＿フォームデータの扱い：閲覧者がフォームに入力した情報の取得

   • 解説編
     • Point：送られてきたデータがどのように受け取られるか
     • 参考：html >フォームタグ
   • 問題編
     • Problem1: 入力した文章をオウム返しに表示させてみよう
     • Problem2: 簡単一行掲示板を作ってみよう
     • Problem3: 送信した画像をオウム返しに表示させてみよう
     • Problem4: 簡単画像掲示板を作ってみよう

5. 送受信＿cgi.rb を使う：CGI のために用意されてる便利なツールを使ってみる

   • 解説編
   • 問題編

※このページは、まだ書きかけです。

サンプル

一覧

名称	実習 PC 用	web*.ec 用	動作の様子	内容
フォームテスト	formtest_pc.lzh	formtest.lzh	○1	フォームによるデータの送信と、CGIによるデータの受信のわかりやすいサンプル。
リンク掲示板	×	linkbbs.lzh	○5	URLを書き込むだけでページタイトルを取得。RSS対応。ライブラリ net/http の応用例。

• PC欄の○×は手許の実習PCのWebサーバーを立ち上げて、動くかどうか。
• web.ec欄の○×は、web*.ec.hokudai.ac.jp（*は1又は2又はなし）サーバーにアップロードして使えるかどうか。

設置方法

web*.ec.hokudai.ac.jp サーバーを使う場合

count.lzh を例にとって説明する、他も同じ要領で、countを他の文字に置き換えるだけ。

1. Putty で web.ec.hokudai.ac.jp にログイン。下記のコマンドを、エラーが出ていないことを確認しながら、順に実行。

   cd www
   cd cgi
   curl -O cgisamples/count.lzh
   lha x count.lzh
   cd count
   cp htaccess .htaccess
   cd ..
   rm count.lzh
   

2. ディレクトリ名を count から counter に変えたい場合は、最後に

   mv count counter
   

3. ブラウザで各自のページにアクセスして動作を確認。
   http://web*.ec.hokudai.ac.jp/******/cgi/count/（* 部分は各自異なる）
4. 必要であれば中身の画像ファイルを差し替えたり、htmlなどの雛形ファイルを書き換える。
   置き換えや書き換えの際にファイルのモードが変化していないことに注意すること。（たぶん大丈夫。）

参考：UNIXコマンドの意味

• cd hogehoge：ディレクトリhogehogeの中に移動（ピリオド２つ..は一段上位のディレクトリ）
• curl -O [url]：そのurlに接続して内容を保存
• lha x hogehoge.lzh：圧縮ファイル hogehoge.lzh を解凍
• cp A B：ファイルAをファイルBにコピー
• mv A B：ファイルやディレクトリの名前や場所をAからBに変える。
  ※Bが既に存在するディレクトリの場合は、AをBの中に移動。
• rm hogehoge：ファイルhogehogeを削除
• ls -al：カレントディレクトリ内のファイルを全部一覧する（内容を確認したいときに随時使用）

資料・リンク

• このコーナーの古いページ（2004年度）：北大の実習用サーバーの環境が変わってしまったので、あくまでも参考です。
• Rubyist Magazine - Ruby ビギナーのための CGI 入門： Ruby の初歩から説明してくれています。
• CGI入門 @ Linux Life：「こんなの作ってみました」みたいな感じ。具体的な用例があり、親しみやすい。