作ろうウェブページ！ mi-aHTMLモード HELP

by 今野 滋

KK コンパイル の使い方

0.準備

• 数式画像とTeXソースファイルの拡張子は全て小文字で書いてください
• ファイル名にダブルクオート"は使えません
• 使用前に、以下のコマンドのインストールが必要です。MacPorts で簡単にインストールできます。 platex dvipdfmx pdfcrop
• インストールは、MacPorts をインストールしてから、管理者権限のあるアカウントで、ネットに繋がった状態で、Terminal より以下のコマンドを入力します。

  sudo port install pTeX +darwin_9 +nox11 +utf8  # (+utf8 は必須。+darwin_9 は OSX10.5 用。+nox11 は、お好みにより。)

  注意： # から右は説明。書かなくて良い。

1. 選択部分が何もない場合、

• カーソルを置いた場所に、新規作成。
• 同時に、TeXscript 用のタグ↓が書き込まれ、TEX のソースを書き込むためのファイルが開かれます。

  <script type="text/texscript" src="[FILENAME].tex"></script><img src="[FILENAME].png">

  ファイル名にカーソルを置き、command+d でいつでも TeX ソースファイルを開いて編集することができます。

2. 選択した範囲に以下のファイル読み込み用の記述が含まれている場合

<script type="text/texscript" src="[FILENAME1].tex"></script><img src="[FILENAME2].png">

• 末尾の画像タグは無くても動作する。数式画像が生成されたら、</script>の後ろに画像タグが付加される。
• TeX ソースファイル [FILENAME1].tex が実在するなら、これを読み込んで画像化し、[FILENAME1].png としてTeXソースと同じ場所に保存、直後のPNG画像タグを削除して、新たに作成した画像ファイルと置き換える。
• [FILENAME1].tex が読み取れ無い場合は何もしない。編集中のHTMLファイルが未保存で、[FILENAME1] が相対パスの場合は特に注意
• TeX ソースファイル [FILENAME1].tex は単独で正しくコンパイルできるように書かれてあることが必要。TeXコンパイルのためのエラーメッセージは表示されない。

3. 選択した範囲に以下の書き込み記述がある場合

<script type="text/texscript">
<!--
[TeX の記述]
-->
</script><img src="[FILENAME].png">

• [TeX の記述] 部分について、以下の文字置換をして、数式用の TeX フォーマットに代入し画像化する。文字「%」の扱いに注意してください。

  行頭の <!-- ⇒ 削除
  行末の  --> ⇒ 削除
  %[ ⇒ <
  %+ ⇒ --
  %a ⇒ &
  %] ⇒ >
  %; ⇒ %

  ※ ただし、文字列最初の行が % で始まり、１行目に“no%esc”の文字列があれば、この変換をしない。（<!-- , --> の削除は行う。）
• 末尾の画像タグは無くても動作する。数式画像が生成されたら、</script>の後ろに画像タグが付加される。
• 画像化した数式が一時保存領域以外に保存された場合は、TeX ソースファイルも画像と同じ場所に保存する
• 画像化した数式の保存ディレクトリについて
  • 編集中のファイルが未保存なら、数式画像は一時保存ファイルの作成のみとする
  • 編集中のファイルが保存済みなら、
    • [FILENAME] のディレクトリ内に、TeX ソースファイルと、数式画像ファイルを保存する。[FILENAME] のディレクトリが存在していない場合は、ディレクトリを作成する。
    • 画像タグが存在しないなら、編集中のHTMLファイルと同じディレクトリ内に math ディレクトリを作成し、そこに連番付きファイル名で、TeX ソースファイルと、数式画像ファイルを保存する
• 画像化した数式のファイル名について
  • もともと TeX ソースファイルがあるなら、その拡張子を png に置き換えたファイル名とする
  • TeX ソースファイルが無くて、編集中のHTMLファイルが存在する場合、ファイル名は以下の様になる
    • math_[編集中のHTMLファイルのファイル名(baseneme)から拡張子を取ったもの][通し番号].png
    • 新規の通し番号：選択された部分と保存された部分から読み取ったhtmlを足して、上記ルールで決められたファイル名をリストアップし、番号の最大値に１を足す。新規が複数ある場合は、次々と１を足していく。

4. 選択した部分に画像タグ（PNG 用に限る）のみが含まれていた場合

• PNG 画像 のファイル名と同じ場所に同じファイル名（拡張子以外）で TeX ソースファイルがあるなら、以下の置換をする

  <img src="[FILENAME].png"> ⇒ <script type="text/texscript" src="[FILENAME].tex"></script><img src="[FILENAME].png">

  それら以外は何もしない

5. 上記のいずれでも無い場合

• マークされた部分に、以下の文字置換をして、数式用の TeX フォーマットに代入し、一時保存ファイルとして画像化する。文字「%」の扱いに注意してください。

  タグ ⇒ 削除
  先頭の空行 ⇒ 削除
  最後の空行 ⇒ 削除
  行頭の <!-- ⇒ 削除
  行末の  --> ⇒ 削除
  %[ ⇒ <
  %+ ⇒ --
  %a ⇒ &
  %] ⇒ >
  %; ⇒ %

  ちょっとだけ試してみるときにいいかもしれない。
  ※ 文字列最初の行が % で始まり、１行目に“no%esc”の文字列があれば、この変換をしない。（前後の空行と <!-- , --> の削除は行う。）

6. Tips

• TeX ソースのテンプレートファイルは、~/Library/Preferences/mi/mode/aHTML/templates/texscript/defalut.tex に置いてあります。「WRITEHRER」の部分に TeXの記述が書き込まれます。
• TeX の記述の最初の行を % で書き始めるコメントとし、その行に文字列として “no%esc” と書き込むと、文字列「%[　%+　%a　%]　%;」を変換をしません。